今日は、ムイネーに移動する。朝6時にホテルのフロントへ行く、昨日の係りの人がお茶をすすめてくれる、3日分の支払い15ドル、
朝食つきでこの値段はうれしい、といっても朝食はおやつていどのものだ。
朝食後、しばらくするとバスがきた、バスはホテルをでると他のホテルに立ち寄りながら、客を集めた。
最後にシンカフェのオフィスに着くと、ファンテアットに行く人はミニバスに乗り換えるようにと言われた。
そして、ムイネーまで行きたい人は、2ドルの追加でいけるようだ。 ファテアットからムイネーまで、どうしようかと思っていたので、ラッキーだ
バスでは、3日に行ったボートツアーで見た日本人が隣に座った。しばらく黙っていたが、話しかけると
「日本人だったのですか。」と驚いていた。ぼくは黙っていると日本人には見えないらしい、中国人だと思っていたそうだ。
ホイアンから南に向かう道はよく整備されている。これは、かって米軍の基地がダナンにあり、そのため作りがいいらしい。
バスはカーナービーチで休憩、人気がなく少し寂しいがバンガロー風のホテルの部屋がとてもいい感じだ。
写真 左 ホテル カーナー 右 花 ホテル カーナーで
バスは昼前にファンテアットに到着した。20分休憩と言うので昼食を摂る。ガイドBOOKにはムイネー
には安いホテルが載っていないからと同乗した日本人はここで降りた。ムイネーへは、ホーチミンからきたバスに乗り換えて行くことになっていた。
バスが出発すると間もなく乗務員が、「ホテルを紹介するから希望価格を言ってくれ。」と言う。
ムイネーの情報が少ないからこれは助かる、とりあえず20〜25ドル(ガイドBOOKの最低価格ライン)と答えた。
チャンパの遺跡がある峠を越えるとホテルが見え出した、ホテル1軒ごとにガイドに呼ばれて数人ずつ降りていく、
バスに10人程残った所で、「ここで終点全員降りてください。」の声、HUONG BIEN MUINE RESORT ホテルだ。
入り口を入るとフラワーガーデンになっていてその奥にフロントと食堂がある、建物はすべて平屋になって、
南国のリゾートムード満点だ。海側には竹で作ったバンガローとスペシャルルームが建っていてその間の庭には、
椰子の木がたちハンモックがかけられている。砂浜との境にネットの柵があり、ネットの柵を越え砂浜に出て見るとその砂浜の長さに驚く。
陸側には、椰子の木の林が続いている。ホテルはその椰子の木林の中に建てられているのがわかる。
ホテルの従業員が、部屋に案内してくれたが、海側のスペシャルルームだった。部屋の中はとても広くゆったりと作られている。
これで20ドルは安い、でも竹のバンガローのほうに目がいってしまい、そちらにしてもらった。
写真 左 ホテル 正面 右 ホテル 庭
ホテルでバイクを借りて、ムイネーの漁港のほうに向かい走る。しばらく走ると左手に赤い砂丘が見え出して道が三叉路になっている、
左に進むとすぐに突き当たり、バイクやバスが停まっている。海水浴場になっている。どうやらムイネーの先は半島になっているようだ。
漁村をひと回りして、今度はファンテアットから来る時に見たチャンパの遺跡を目指す、
峠を過ぎたところに民家が数件あり遺跡の方に道が続いているようなので曲がると子供たちが飛び出してきてバイクに寄ってきた。
「ここからは遺跡にいけない、道を案内するから。」とバイクに乗り込んできた。前に一人と後ろに三人乗ろうとしたが、
後ろの一人は乗れずにバイクの後を歩いてきた。遺跡には人気がなく子供とぼくだけだったが、料金所がきちんとあり係りの人がいた、
遺跡の周りを見ていると係りの人が来て、遺跡の鍵を開け中を見せてくれた。
写真 左 ムイネーの子供 右 ムイネーの子供
遺跡からはファンテアットの街とムイネーが一望できる。風が強かったので写真を少し撮り戻ることにした。
帰り道は子供がみんなバイクに乗れるようにして戻っていったが、途中で子供たちのお母さんに見つかりおこられてしまった。
バイクに乗れるのは大人一人と子供3人までになっているみたいだ。
ホテルに戻り海につかっていると、少し離れたところで地引網漁をしている。裸のままカメラを持って見に行く。
二人で網を持ち、一人が海岸で端を支えて待っていて、もう一人が泳ぎながら網を張っていく、20メートルぐらい離れた海岸につくと網を引き上げる。
引き上げる時は力がいるようで、二人の後をバケツを持って魚を集めている人も参加する。
この作業を繰り返し海岸を移動していく、採れる魚は10センチぐらいの大きさで、ニョク・マヌの原料になるようだ。
写真 左 ムイネーの子供 右 ムイネーの網漁
網漁を見ていると、椰子の林の中から手招きする人がいる、そちらにいくと「カメラマンですか。」と聞いてきた「ただの観光客です。」
とこたえると「椰子の林はどうですか。」といっている「とてもきれいですね。」というと、「この林の中に私の家があるので来てみないか。」という。
裸だったので、「10分ぐらい待ってほしい。」と言って急いでホテルに戻る。シャワーを浴び着替えて、本一式(ベトナム語とか英語の本)を持って出かけた。
写真 左 DATさんの家 右 DATさんと
家は椰子の林の中だが道路沿いにも面していた、名前はDATさん。仕事は家の中に黒板があり、教師をしている。
家族のことや、旅行の話など一通りの話をした後、ニョク・マムを買いたいからといって、店までついてきてもらった。
ムイネーはニョク・マムの産地で、道路沿いに店が並んでいる。店の裏には、大きな瓶が並んでいて、そこで作っている。
お土産用にはすでにビンに入っているが、地元の人はペットボトルなどの入れ物を持っていって、カメからいれてもらう。
二人で写真を撮って、日本から送ることを約束して、分かれた。
もうすっかり日は暮れ、ホテルに戻り夕食をとる、部屋に蚊帳をかけてもらったが、部屋の前のハンモックでしばらく寝る。
明日はホーチミンに移動する。もう少し、ムイネーでゆっくりしてもよかったと思う。
写真 左 ニョク・マム販売店製造直販 右 ニョク・マム販売店が並ぶ
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