久々の釣り、わかさぎ釣りはおよそ2年ぶりになる。場所はいつものはたの新池だが、日曜日に行くのは初めてだ。
釣り人が多いだろうと思っていたが、着いてみると鯉釣りの人が2人いるだけだった。
そして2人のうちの1人は管理人のおっちゃんだった。
釣りの道具を車から降ろしている間に、おっちゃんは鯉を3連発と爆釣している。
おっちゃんに話を聞くと、今年はわかさぎの卵を放流していなくて釣れないらしい。
天気もよくせっかくだからと、とりあえず竿だけ出すことにした。
おっちゃんの言葉どうり、当たりが全くない。
しばらくするとおっちゃんがやってきた。釣れていない様子をみて、浮き下が浅いとか、もっと遠くへ入れろとか、
誘いをかけないと釣れないとか教えてくれた。
詳しく話を聞くと、今年はやはり放流しなかったようだ、しかし残っていたワカサギの卵が孵って少しだけいるらしい。
しかも、サイズが大きくシーズン始めに来た人はけっこう釣れたようだ。
池の真ん中ののほうでときどき波紋ができているが、それがワカサギの仕業のようだ。
3時過ぎ遅めの昼食を取っていると、池の真ん中のライズがだんだんこちらに近くなってきた。
チャンス到来と、同行のT氏が仕掛けを入れるとすかさずに当たりが来た、
シシャモのような大きなワカサギが上がってきた。こんな大きいワカサギは初めてで驚いた。
チヌ釣り2回目、今回のメンバーはT氏とS氏の3人だ。
前回は餌取りもほとんどこない寂しい状況だったが、釣果は上向いている模様、とりわけ泪の筏では大物が釣れている。
好調を裏付けるように船2台には満員の釣り人だ。おかげで、泪には行くことができず冠者沖の筏になった。
餌はシラサえびとアケミ貝・サナギを用意。シラサえびでは、1投目から餌取りの攻撃が始まった。
先ず最初にチャリコが上がってきた、15cmぐらいの大きさ、S氏には25cmほどのウマズラが続けて上がる。
真下に落とすと餌取りがどんどん餌を奪って行く、そこで前打ちで落とし込みをする、
底に着いた餌を少し浮かして誘いをかけると、当たりが来たがチヌの引きではない、20cmほどのサンバソウだった。
前打ちを続けていると、前打ちにも餌取りがやってくるようになってしまった。
アジやツバスを期待したが、ウマズラやマルハゲ、フグがかかってくる、
前打ちはさらに遠投になるが、べラが掛かってしまった。
T氏はチヌ釣りをあきらめハゲ釣りの仕掛けでハゲを狙いだした。
2時過ぎぐらいから波風が強くなり前打ちの遠投が難しくなってしまった。
波風が収まると、ハゲやウマズラの当たりがなくなってしまい、変わりにハゼ・コチ・キスなどが上がってきた。
結局、最後までチヌの姿は見ることができなかったが、合計9種類の魚が釣れ1日楽しむことができた。
Tさんよりイカ釣りの誘いがあった。船に乗るイカ釣りだ。
船釣りはもう何年も行っていない、それにイカ釣りは初めてだ。
Tさんによると連れて行ってくれる人がいるそうで、仕掛けも用意してもらえるということだ。
昼前に集合して昼食後に京都を出発、2時過ぎに船着場に到着、釣り舟の場所取りをした後、
銭湯で一休み、4時過ぎに釣り船に戻ると、船の上は釣り人でほぼ満員になっている。
4:30出港、しばらくするとだんだん波が高くなってきた。
船にしがみつくようにして小1時間で釣り場に着く。
船頭さんが、舳先から大きな布を降ろしている。
この布が海の中でパラシュートのように開いて潮の流れに船が流される仕組みだ。
いよいよ釣り始めるのだが、このときすでに船酔いになってしまった。仕掛けを降ろして2投目で完全ダウン、
釣りどころではなくなってしまった。
それからは甲板の真ん中で寝転んでいた。何度か起き上がろうとしたがすぐに吐き気がくる。
釣りは11時まで、寝ている間にどんどんと時間が過ぎる、10時ごろようやく起きる事ができしばらくは
Tさんが釣っているのを見ていた。
釣り船の明かりにカモメがついて来ている、
真っ暗で何も見えない夜空にカモメが白く大きく浮かび上がっている。
集魚灯につられて浮かび上がってきたトビウオもひとたまりもなくカモメの餌食となってしまった。
かんじんのイカは、あまり上がっていないようだ、一人5匹ぐらいだ。
イカ釣り船に乗ると聞いてさぞかしたくさん取れるのだろうと思い、
たくさん取れたらどこに配ろうかと心配していたので少々がっかりしたが、
ほとんどダウンしていて釣りができなかった面ではなぐさめになった。
ラストの1時間は何とか釣りすることができたが、釣れた1匹は隣とおまつりしていたのでイカの当たりや
重さというものがわからなかった。
村古心共丸ホームページ